社会福祉法人 共生の里
社会福祉法人共生の里

職員インタビュー

子供の頃からの夢が叶って介護の仕事へ
周囲の方々との信頼関係を大切にしながら
よりよいケアを

グループホーム愛の家

管理者

掛橋 クミ

2008年入職

掛橋クミの写真

新卒で入職し管理者へ。産休・育休も経験させてもらいました

 大人になったら何になりたい?
この質問に対する「介護の仕事がいい」という、まだ子供だったころの私の答えには母の仕事がとても大きく影響していました。
介護の仕事をしていた母がいつも楽しそうだったのに加え、私自身、母が勤める施設の夏祭りなどに連れて行ってもらったときにお年寄りの方々からかわいがってもらえたことがとても印象に残っていたのです。高校を卒業後、看護学校に通ったのも介護現場で看護の知識が役に立つと考えたからでした。

 私が「共生の里」を知ったのも看護学校時代で、すでに看護の仕事に携わっていた兄の友人が「共生の里」で働いていて、「働きやすくて勉強になるよ」と紹介され、アルバイトとして働き始めたのでした。介護のことをほとんど知らない状態で入職した私ですが、上司や先輩方が懇切丁寧にいろいろなことを教えてくれたおかげで入職前の不安などもすぐに払拭でき、入職5年目からは管理者を任せてもらえるようになりました。
 産休・育休も経験させてもらえましたので、ほかの職員に産休・育休が必要になったときに自分の経験を活かせられるのではないかと思っています。
ちなみに、妊娠がわかったとき介護が続けられるか心配でしたが、「抱えあげない介護」としてスライディングシートでの移動やリフトを使った移乗を導入してもらえたのは本当に助かりました。

掛橋クミの業務風景

利用者様にも職員にもその人にあったコミュニケーションを考えています

 私が看護師としても管理者としても必要だと感じるのは、相手によってコミュニケーションの方法などを変えたり工夫したりすることです。
入職前は漠然と楽しくコミュニケーションをしながら介護するというイメージを持っていました。しかし、グループホームを利用されるのは認知症を患っていらっしゃる方々ということもあって、実際にはその方の認知の度合いによって介助の方向性を変えるなど細やかな配慮が必要となり、最初は対応の難しさを感じることもありました。
 また、管理者になった当初は、それまで指導される立場から指導する立場になったことで年上のスタッフにどう指導していいのか悩み、上司に相談することもありました。
「年齢は関係ないよ。自分が学んできたことを、自信を持って伝えればいいよ」というアドバイスに後押しされ行動に移したところ、みんなにも理解してもらえ協力を得られるようになりました。
 このときに感じた「思いきって実行すること」「挑戦すること」の大切さは今でも覚えています。

お別れの時がありますが、ご家族からの感謝の言葉に救われました

 グループホームでは高齢の方も生活されていますので、残念ながら避けられないことがあります。看取りケアです。
 ご本人やご家族の希望で最期の時をグループホームで迎える方もいらっしゃいます。私も初めて利用者様を看取ったときのことは特によく覚えています。そのときはご家族だけでなく職員全員が集まり、お見送りさせていただきました。
 とても寂しい時間ではありましたが、「ここで母が過ごせ、最後に職員のみなさんに見守っていただけたこと、本人もとても幸せだったと思います。ありがとうございました」と、ご家族からいただいた感謝の言葉に救われ、「この仕事を選んでやっぱりよかった」と思えた瞬間でもありました。

 日頃から利用者やご家族の方々、職員同士、さらには利用者様の主治医、看護師、薬剤師、地域のみなさんなどとの信頼関係を大切にしながら、よりよいケアを提供しているつもりですが、それが少しは実を結んでいるのかもしれません。

掛橋クミの業務風景

利用者のみなさんが
安心して生活できるためにも、
まずは職員が安心して働ける場所であること。

デイサービス虹の家

管理者

田北 侑子

2013年入職

田北侑子の写真
田北侑子の業務風景

職員の家族のことまで考えてくれる職場で、仕事と子育ての両立を実現

 私は介護職を1年経験した後、出産・育児のためしばらく仕事の現場を離れていました。
その後、子供たちもある程度大きくなり、あらためて仕事に就こうと考えたときにハローワークで「共生の里」の存在を知りました。
 介護の経験といっても1年間だけ。しかもブランクのため経験はゼロに等しく、就職にあたっては不安しかありませんでした。
 しかし、入職後は仕事の細部に至るまで先輩から教えてもらうことができたほか、外部研修なども希望すればどんどん受けさせてもらえましたので、自信を持って仕事に取り組めるようになりました。

 さらに、入職後しばらくしてから産休・育休を取ることになったのですが、いろいろ協力してもらえ、復職後も残業はなく、子供の行事を優先して休みが取れていますので子育てをする身には本当に助かります。利用者のみなさんが安心して生活できるためにも、まずは職員が安心して働ける場所であること。そうした雰囲気が職場全体にあるように感じます。

知識や経験を積み、
利用者様の自立を考えた
適切な介護を提供していきたい

有料老人ホーム虹の家・デイサービス虹の家

主任

末岡 秀次

2019年入職

末岡秀次の写真
末岡秀次の業務風景

友人の紹介で入職。面接のときに感じたことは間違いではありませんでした

 私が「共生の里」に入職したのは、かつて同じ職場で働いていて、私より先に「共生の里」へ転職していた友人からの誘いがあったからでした。
 まさか自分が働いて嫌な職場を人に進めないだろうという気持ちもありましたし、なにより面接のときに売上などの業績をはじめ、今までの職場では説明を受けたことがなかったような部分まで詳しく説明してもらえたことで信頼感を覚えました。そのとき理事長から聞いた「30年後まで安心して働ける場所」という話も納得できるものでした。

 働き始めてからは、自分で得意だと思う身体介護の分野を活かせてもらえ、逆に苦手な生活介助についてはフォローしてもらえるので安心して仕事に取り組めています。数少ない男性スタッフということで荷物運びをはじめ利用者様から頼りにされるのも喜びを感じられる場面です。

 一方、これまで私の知識不足のために利用者様に不快な思いをさせたこともありました。

 残業もなく有給休暇も取りやすい環境に恵まれていますので、さらに知識や経験を積み、スキルアップの為、資格取得に挑戦中です。体調管理もしっかり行いながら利用者様の自立を考えた適切な介護を提供していきたいと思います。

職員集合写真